自分は自分が思う以上に頭が悪い
下町を歩いた。見知らぬ人にも挨拶をするその町に温かみを感じる。果たして自分がそこに住んだら同じようにできるかと考えると、難しいと思った。環境が人を作るというけれど、自分はやすやすと変われなさそうだ。できれば、急にプリキュアと言われてすぐに変身できるくらいの柔軟性が欲しいものである。
いつも私を苛む感情が「嫉妬」だ。
すべての友達の一番になりたいし、SNSでいいねがたくさんほしい。フォロワーもたくさんほしい。
SNSは一番嫉妬を刺激するからアプリを消したけど、それでもたまにブラウザから見てしまって嫉妬が息を吹き返す。
自分がこうなりたいと思う理想として、SNSに依存しない人、できればすべてのSNSに登録してない人っていうのがあるんだけど、現実問題SNSから退会なんてできない。SNSだけの繋がりの友達とひょんなことからご飯に行って仲良くなる経験をしてしまっているから。
人にすごいと言われたいのに、そのために努力できない自分が気持ち悪い。
努力と言っても方向の見えない努力もいけないようで。
前職で「頑張ります」と言うと、上司から「何をどう頑張るか言え」と言われた。何をどう頑張るか言った上で「頑張ります」と言うと、お前は頑張りますとは言うけれど何も頑張れてない口先だけだと言われた。
まあ、トラウマなんだけれど。
だから、ちゃんと、目標を明確に持ってそれに向かって努力しなければならない。
プリキュアたちは敵を倒すっていう明確な目標があるからあんなに早く変身できるのかもしれないし。
私はとりあえず承認欲求っていう敵を倒さなければならないのかもしれない。